皆様の自由な投稿をご紹介します。料理・音楽・スポーツ・動物・植物・写真・お店・旅行等々何でも結構です。次のメールアドレスまでお送りください。
uemura987@gmail.com
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すばらしい世界旅行(5)
2025年12月4日
松宮 均
ー 実は近未来的な街 ドーハ ー
10/11(土)~12(日)
4カ国目 カタールドーハ
夜中の3時に、ドーハのハマド国際空港に到着しました。昨年「ワールド・ベスト・エアポート」で総合第1位に選ばれた世界的に評価の高い空港です。何しろ巨大で、真夜中でも乗り継ぎ客であふれかえっています。ただ、自分たちが入ったアライバルラウンジは、ガランとしていて他には日本人ペアが1組いるだけでした。あっさりと入国審査を終え、豪華な部屋でシャワーを浴び、リクライニングの部屋で仮眠をとりました。8時頃に空港の駅で、地下鉄のワンデイパス(約250円で1日乗り放題)を購入し、ホテルまで移動。荷物を預けて早速ホテル近くのムシェイレブミュージアムに徒歩で行きました。外は32℃くらいで、ほとんど人は歩いていませんでした。ミュージアムにも誰もいなくて、貸し切り状態でした。映像資料が中心でカタールの有史前から現代まで知ることができます。無料でした。
次に、地下鉄のワンデイパスを駆使して、3大ショッピングモールを制覇しに出かけました。1つ目のヴィラッシモモールは、店内に150mの運河があり、ゴンドラが通っています。ちなみに運賃は一人400円です。イタリアをテーマにしてるらしく、とても室内とは思えませんでした。
次のモールはシティセンタードーハモールで、ここのフードコートで、昼食をとりました。久しぶりに麵が食べたくなり、海鮮ヌードルをオーダーしましたが、まあまあ旨かったです。その後、近くのカタラ文化村にも、入場無料ということで行きました。ここも広すぎてさまよい歩き、左足の小指にマメができました。
3つ目のモールに行く前に一旦ホテルにチェックインしようということで、2時頃戻りました。ところが3時でないとチェックインできないといわれ、ロビーで1時間待ちました。その間に、リスボンで大事な予定表の紙をなくしたので、パソコンを起動し予定表の画面を携帯で撮りました。ここは、ホテル名が直前になって変更したこともあり、想定外がたくさんありました。でも朝食付きで、なによりバスタブ付きが有難かったです。
さて、3つ目のモールは、フランスのヴァンドーム広場をオマージュしたプレイスヴァンドームモールで、フランス建築からインスピレーションを受けた豪華絢爛な建物は見事でした。特に、中庭の噴水ショーが有名ということですが、夕方だったせいかちょっとしょぼくて期待外れでした。夜になってスークワキーフに出かけました。ごちゃごちゃしていて、暑くて、いろんな匂いがして、全体的に茶色です。人々はイスラム教の衣装を着ていて、看板にはアラビア語が書いてあります。まさに異世界アラビアンナイトそのものでした。夕食は、どうしてもそこのレストランに入る気にならずホテル近くのマックに行きました。チキンロール2本とスプライト1杯、揚げ物のセットメニューで、約815円でした。まあまあおいしかったです。
次の日は、真夜中の1時35分の便に乗るので、ほぼ1日中活動できます。まずホテルをチェックアウトし、荷物を預けました。この旅初のUberを使い、国立博物館へ移動しました。最寄駅から結構歩くからです。「建物だけが立派で入場料にそぐわない展示内容の博物館」といった口コミがありましたが、建物だけでも見る価値があるものでした。次に徒歩で酷暑の中「フラッグプラザ」へ行きました。世界各国の国旗が風にはためく様子を見たかったのですが、なんと着いたときは無風状態。ダラーっとなんとも情けない景色でした。そこから「イスラム美術館」まで徒歩で移動し、ここは中に入りました。入場料は一人2100円と少しお高めですが、ペルシャ・トルコ・中国・インド・東南アジアなど、世界各地のイスラム美術品が多数展示され、それだけの価値はあると思いました。そこから、またUberで「グランドモスク」に移動。先程のUberも、2~3Km10分くらい乗りましたが、チップ込みでどちらも500~600円でした。体力の消耗を考えると、もっと使ってもよかったかなと反省しました。グラウンドモスクで礼拝のまねごとをしようと思いましたが、誰もいなくて、ただ頭を下げてきました。女性と男性は入り口が違うらしく、ここでは妻と別行動になりました。イスラム教の戒律の一端を見た気がします。
ドーハの地下鉄は、レッドラインとゴールドライン、グリーンラインの3本が通っていますが、レッドとゴールドはほぼ乗りつくしました。残りのグリーンで、カタール国立図書館と4つ目のアルリファ・モールオブカタールに行くことにしました。国立図書館は超巨大でレストランや軽食コーナーまでありました。そこでサンドイッチとサラダボール、炭酸水とカフェラテをオーダーしました。ここのサラダボールが、食べても食べても減らず、これだけでお腹一杯になりました。また、ブランコのような椅子があったりして、とても楽しかったです。そして4つ目のモールは、客が少なかったけど、靴を脱いでベンチに座っているとセキュリティーに笑顔で注意されました。ドーハ観光は以上でおしまいです。あとはホテルに戻って空港に移動ということで地下鉄の先頭車両に乗りました。そこで初めて分かったのが、無人走行だったということです。先頭の2席に座ると、まるで運転手になった気分になります。実はそこに座ろうとした人がいたのですが、2人で「あっ!」と声を上げたら、さっと席を譲ってくれました。最後の最後に、幸運にも特等席に乗ることができました。
そして、一番楽しみにしていた世界一といわれる「アルサファ・ファーストラウンジ」でまず、お寿司をいただきました。わさびもガリも、日本の高級店などで出すレベルのものでびっくりしました。だいたいどこの国でもファーストクラスのラウンジは、席でQRコードを読み取り、コース料理をオーダーする仕組みになっています。また、お酒も飲み放題で、ノンアルのシャンパンもありました。また、ここにはカバナという個室があり、空いていれば搭乗時間までそこでくつろげます。シャワーやトイレ、ベッドまであり、まるでホテルなみでした。
ドーハは、思ったより近代的で、巨大な建造物が多く、決して退屈な街ではありませんでした。むしろ刺激的で、圧倒され続けました。ぜひ皆さん行ってみてください!
-次週に続く-
すばらしい世界旅行(4)
2025年11月28日
松宮 均
ー陽気でオープンな街 リスボンー
10/7(火)~10(金)
3カ国目 ポルトガル リスボン
21時25分にヒースロー空港を出発し、カタールのドーハまでブリティッシュ航空で移動しました。3時間の時差があり、翌朝の6時15分に着きました。このトランジットは、前述のコンコルドラウンジを使うためです。ドーハでは、約5時間弱過ごしました。ドーハのアルムルジャンサウスラウンジは、以前使ったことがあるビジネスラウンジなので、とても懐かしかったです。混んでいたので少し待ってから朝食を食べました。そして、11時10分にドーハを出発し、カタール航空ビジネスクラスで、リスボンに移動しました。3時間の時差がありますが、17時にリスボンに到着しました。正式にはリスボン・ウンベルト・デルガード空港というのですが、ここでの入国審査は、パスポートを機械にかざし、顔認証がOKであればすぐに通過できます。ところが妻のパスポートがうまく読み取れなかったらしく、有人の窓口でチェックを受けたみたいです。入国するかしないかの場所ではぐれてしまい、はやくも波乱の予感がしました。
リスボンは、実はこの旅で一番楽しみで一番不安な場所でした。まず、ホテルを予約したのが自分で「Booking.com」というサイトから探しました。他のホテルは、全て妻がHISと楽天トラベルを通じて予約していましたが、なぜかここだけ自分が選んでしまったのです。
トラブル1号は、宿泊料金のカード払いがうまくいかずに手こずりました。原因は、クレジットカード会社が、不正使用防止のため決済にストップをかけていたのです。カード会社や「Booking.com」の担当者に連絡をして、なんとか予約ができました。今、見返してみると20数回ホテルやブッキングとメールのやり取りをしていました。しかも英文のメールなので、大事なメッセージを見逃していたのです。空港についてから「リスボアカード48時間」というものを購入しました(バウチャーと交換)。これはリスボンで利用できる、公共交通機関が乗り放題になり、約50の観光施設に無料で入場できたり割引が受けられたりする観光パスです。とてもお得で便利なカードなので、リスボン訪問の際はおススメします。早速そのカードを使って、地下鉄でホテル近くの駅まで移動しました。トラブル2号はここからです。ホテルがなかなか見つかりません。例によって2人でウロウロしていると、清掃員とおぼしきおじさんが一緒になってホテルを探してくれました。しかも妻のスーツケースを運んでくれるのです。リスボンは坂道の街なので、本当に助かりました。
やっとの思いでホテルを探し出しましたが、ごく普通の建物でパソコン画面の大きさ位の看板が1つあるだけでした。
入り口のドアが開かず、ウロウロしていると、幸運にもホテルの宿泊客と思われるおばあさんが、アイスクリームを食べながら近づいてきました。そしてドアの横のテンキーにピンコードを入力するとドアが開きました。前述のメールにも記載されていたようですが、スルーしていました。ここは24時間対応のフロントはなく、エレベーターもありません。部屋の鍵の受け取り方も、アイスクリームのおばあちゃんが4階まで来てくれて、全部教えてくれたのです。またもや人の優しさが、心に染み渡りました。
そして部屋に入り、ホッと一息ついたところでなんとトラブル3号です。
トイレの水洗ボタンが壊れました。水が止まりません。ここでホテルのオーナーにドキドキしながら電話をかけ、1時間後くらいにメンテナンスが来てくれることになりました。実際には3時間後の夜の11時に来てくれたのですが、カバーを外して「オーマイガー」と言い本格的に修理するのは次の日になるということでした。オーナーへ電話をした後に、近くの「サンタ・ジュスタのリフト」を見に行きました。100年以上たった今でも動いている木製のエレベーターで、街のシンボルです。と、これも残念ながら故障修理中で乗れませんでした。数々のトラブルを乗り越えてきたので、そんなことではめげません。「ピンゴ・ドス」というスーパーで翌日の朝食と、マックで夕食をそれぞれ買い、ホテルへ帰りました。
次の日、地下鉄とトラムを乗り継いで「ジェロニモス修道院」に行きました。ここの建築全体に施された繊細で豪華な彫刻は、大航海時代の栄華を象徴していました。そして近くにある「発見のモニュメント」も、ポルトガルの大航海時代を記念してリスボンに建てられた記念碑です。帆船の形をしており、エンリケ航海王子を先頭に、バスコ・ダ・ガマ、マゼラン、ザビエル、宣教師などの偉人32人の像が並んでいました。高さ52mもあるこの建物の屋上や、ジェロニモス修道院へも、リスボアカードで無料で入場することができました。その後、ポルトガル鉄道でシントラという世界遺産に登録された、美しい観光保養地に行きました。英国の詩人バイロンが、森に囲まれた山中の美しい景観を「この世のエデン」と称した場所です。シントラ宮殿は、ため息が出るほど絢爛豪華な内部装飾で、アズレージョと呼ばれる装飾タイルが見事でした。また、ここにはペーナ宮殿、レガレイラ宮殿、ムーアの城跡など見どころがたくさんありますが、時間の関係で市街地に戻りました。「タイムアウト・マーケット」というところに立ち寄り、名物のナタ(エッグタルト)を購入。サクサクしたパイ生地と濃厚なカスタードクリームが特徴で、めっちゃ旨かったです。
翌日は、メインの「サン・ジョルジェ城」へバスで行きました。リスボアカードで無料で入場できる所に並んで待っていたら、係員が何やら言いに来ました。たまたま自分たちの後ろに並んでいた日本人の方(学会の発表とかで来ていた)が、「どうやらリスボアカードの読み取り機などがダウンしたらしく、SNSで入場券を購入してくれと言っているらしい。」と通訳してくれました。待っていた観光客たちが、一斉に携帯をいじりだしたのはそういうことだったのかとその時分かりました。トラブル4号です。結局1時間ぐらい待ちましたが機械が回復せず、目視での入場となりました。しかしながら、ここからの景色は本当に素晴らしく、雲一つない青空に赤い屋根の建物が映えていました。ここでも、2人連れの旅行客が「写真を撮りましょうか?」と言ってくれ、ツーショットの写真をお互いに撮り合いました。ここから坂道を下ってしばらくすると、突然視界が広がり、サンタルジア展望台に着きました。ここでも通りすがりのおばさんが写真を撮ってくれ、ありがたかったです。予定よりだいぶ時間が余ったので、海岸の方まで足を延ばしてみました。いろいろありましたが、リスボンは、歴史を感じる建物が多く、塔や噴水のある広場が、たくさん点在しています。通りの中心や店先がオープンカフェになっていて、ほぼ満席なのが驚きです。人々は陽気で優しく、時間をかけてゆっくりと巡りたい街でした。13時頃に空港に向かいました。ところで地下鉄のエスカレーターですが、かなり高速で長く、4つも乗り継ぎました。地上への出入口が階段だったり、最後のエスカレーターが故障だったりで、重いスーツケースがかなりしんどかったです。17時55分発のカタール航空で移動し、ドーハには早朝の3時15分に着きます。リスボン空港のANA(全日空ではない)ラウンジでは,もっと食べたかったエッグタルトがあったので2個ペロッといただきました。あと、リンゴとフルーツポンチ的なものを食べたのですが、利用者がたくさんいて、座る席を探すのが大変でした。座席によっては携帯を充電できるので、座席探しは重要です。
次は、自分にとってハイライトであるカタールのドーハです。
世界の1人あたりのGDPランキングでは第5位の国で、かつては「世界1退屈な街」と言われたドーハ。本当のところはどうなのか、興味津々でした。
-次週に続く-
すばらしい世界旅行(3)
2025年11月21日
松宮 均
ー懐の深い街 ロンドンー
10/5(日)~7(火)
2カ国目 イギリス ロンドン
ロサンゼルスで午前中を過ごした後、昼食はワンワールド系列航空会社カンタス航空のファーストクラスのラウンジで食べました。搭乗する飛行機はブリティッシュ航空なのに、こういう点が嬉しいですね。ここでうっかりたっぷり食べてしまったので、機内食はあまり食べられませんでした。ロサンゼルス15時45分発で、翌日の10時10分にロンドンに到着ということですが、実際の搭乗時間は11時間20分となります。時差が8時間もあるためです。ロンドンのヒースロー空港へ昼前に到着したので、ギャラリーズアライバルラウンジで昼食をとる予定でしたが、そのラウンジがなかなか見つからず、あまりお腹がへってなかったのでホテルまで移動することにしました。例によって地下鉄で行きましたが、出口からホテルまでの道が複雑で大変でした。グーグルマップがグルグルマップになり、やっとホテルにたどり着きました。ところが、そのホテルの受付の女の子が、「あなたたちの宿泊するホテルが変わったので、案内するわね。」と言って、スタスタと外に歩き始めたではありませんか。何が何だかよくわからずに後をついていくと、50mくらい離れたホテルに案内されました。何かしら理由を言っていたみたいですが、よくわかりませんでした。こちらのホテルの朝食会場は、9階のとても見晴らしのよい場所で、食事もおいしかったので結果オーライということで納得しました。
さて、そのホテルから例によって徒歩で大英博物館へ行きました。大英博物館は、世界で最初の公立博物館で、収集された約800万点のコレクションは、現存するものの中で最大だそうです。数日かけても見学しきれないほどの広さに圧倒されました。特にミイラや人骨のコーナーは人気でした。これほどの施設なのに、入場料はなんと無料なのです。運営は、寄付で賄っているのだそうです。
夕食は、ホテル近くのマックで、ビッグマックと普通のハンバーガーを1,400円で買いました。日本の約2倍の価格です。さっさと食べて防寒対策をしっかりして、2階建てのルーフトップバスによるナイトツアーに参加しました。夜になってライトアップされたロンドンの街を、1.5時間かけて天井のないバスで巡ります。イヤホンで日本語ガイドが聞けるのでよくわかりました。ちょうど10月6日で、中秋の名月がとてもきれいでした。ちなみに、ツアー料金は、2人で12,860円です。
翌日は、また地下鉄と徒歩でバッキンガム宮殿に向かいました。世界中から観光客が見にくる衛兵交代式ですが、残念ながら曜日が合わず見られませんでした。その後ハイドパークの中を通ってビッグベンあたりまでやはり徒歩で移動しました。公園内では野生のリスがいて、とてもかわいかったです。30分ほどでウエストミンスター寺院に到着。途中の街並みもいちいちカッコよく、歴史を感じました。定番のタワーブリッジやロンドンアイ(バカでかい観覧車)をしっかり目に焼き付けて、赤い電話ボックスと共にビッグベンの写真を撮りました。その後、ホテルに近いということでナショナル・ギャラリーに行ってみたらびっくり!なんとゴッホの「ひまわり」の絵に出逢いました。また、フェルメール・ルーベンス・レンブラント・モネ・ルノワール・セザンヌ等の有名画家の名画が、多数展示されているのです。大英博物館もそうですが、このナショナル・ギャラリーも入館無料ということで、懐の深さを感じました。
17:00頃、ヒースロー空港のコンコルドラウンジに着きました。まずシャワーを浴び先に出た自分が、カバナ(ベッド付き個室)を先走って予約してしまいました。先に食事をしたかった妻の抗議を受け、予約を先延ばししてもらい食事を優先しました。その後念願のカバナに行きましたが、なんとシャワーも室内にありました。なんともチグハグなロンドン最後の夜でした。
-次週に続く-
すばらしい世界旅行(2)
2025年11月14日
松宮 均
ーバカでかい国アメリカー
10/1(水)~5(日)
1カ国目 アメリカ合衆国
ダラス ➡ ニューヨーク ➡ ロサンゼルス
朝7時過ぎに羽田空港に着き、ファーストクラスの乗客だけが使える特別室でチェックインし、そのまま直接保安検査を受けました。ここまでで10分足らずです。もうこの段階で、天上人の気分です。すぐに、JALのファーストクラスラウンジに行き,朝食を食べました。ただし、ここで注意しなければならないのは、食べ過ぎないことです。せっかくの機内食が食べられなくなるからです。本物の寿司職人が握るお寿司を3巻、JALカレーを半分、アペタイザー3皿、フルーツ盛2カップローストビーフとふぐを半皿、スカイタイム1杯におさえておきました。そして「レッド」というコーナーでは、無料で靴磨きをしてくれます。本当に有り難かったです。シャワーも浴びられるのですが、搭乗時間になったのでゲートまで移動しました。なぜかグループ1にたくさん並んでいて、デッキもファーストクラス専用の通路がありませんでした。それでも座席まで案内されると、担当のCAさんが挨拶をしに来てくれました。
「失礼します。担当の『鶴』と申します。宜しくお願い致します。」「え~、『鶴』さんとは、JALのシンボル的なお名前ですね。」「ありがとうございます。よく言われます。御用の際は何なりと申し付けくださいませ。」ということで、幸運な滑り出しの予感がしました。14時間のフライトは快適すぎて、残念ながら2時間くらいしか眠れませんでした。料理は2人が差し向いで、妻が和食を、自分が洋食のフルコースをオーダーし、お互いに味見をすることができました。予習通り、キャビアが一瓶丸ごと出てきましたが、生まれて初めて食べる味は、ちょっと塩辛かったです。
本当は直接ニューヨークまで行きたかったのですが、前述のA350-1000のファーストクラスの空きがないということで、ダラス経由にしました。このダラスフォートワース空港は、アメリカでも3番目に広い空港らしく、ターミナル間を電車で移動します。約4時間のトランジットを経て、やっとニューヨークJFK空港に着きました。ここから、エアトレイン1駅目のジャマイカ駅まで移動します。1駅なのに約1200円もかかりました。そこからメトロ(地下鉄)で30駅近く移動しましたが、なんと約430円でした。噂では治安が悪いとのことでしたが、実際はそれほどでもなく、大きな声で独り言を言っている人が、数人いるくらいでした。ホテルはウォール街の有名な証券取引所の近所で、メトロの駅から地上に出たら目の前にあり、ビックリしました。ホテルの近くのセブンに行って、夕食を買おうと思ったら、小さなおにぎりが1個600円で、円安・物価高の先制パンチをくらいました。そんなものは買わず、2切れ400円の値下げピザを見つけ出し購入。夕食にしようと思いましたが、次の日の朝食に取っておきました。結局食べたのは日本から持ってきたフリーズドライのおかゆで、ほっとする味でした。
さて、次の日は「自由の女神」の見学からスタートしました。この日の朝の気温は、17℃です。空港のような厳しい検査を経て船で島へ渡り、女神の体内へ入りました。王冠の部分まで、エレベーターとらせん階段162段を上りきり、早くも足がガクガクになりました。確かに眺めはよかったのですが,3000歩ほど歩いたくらいのダメージが残りました。
そして次の目的地である「9.11メモリアルミュージアム」まで、徒歩で移動しました。ここは、同時多発テロの現場になります。乗っ取られた航空機の体当たりで崩壊した2棟のビルの跡は、「グラウンド・ゼロ」といって大きな掘割になっていました。その周りには、ここで亡くなった方々(日本人24名を含む2977人)の名前が刻まれており、心の中で合掌せずにはおられませんでした。ミュージアムの中に入場するときも、また厳重な持ち物検査をしましたが、ここは、広島平和記念資料館を見学したときと同じような感覚でした。
次に訪れたのは「ワンワールド・トレードセンタービル」です。アメリカで最も高いビルで102階の展望台からの眺めは、まさに圧巻でした。ここも持ち物検査は空港並みでした。ちなみに、この3つのツアー料金は2人合計で約33000円でした。また、オキュラスという巨大な鳥のような駅の中で昼食を食べましたが、サンドイッチ2つとジュースで3360円でした。そのまま地下鉄で、ミッドタウンの「ハイライン」へ移動しました。ここは、かつての貨物列車の高架線路跡を再開発して作られた、全長2.3Kmの空中公園です。10mほどの高さにある遊歩道からマンハッタンの街並みやハドソン川の景色を、地上から見上げるのとは違った視点で楽しめました。そしてさらに有名なタイムズスクエアまで徒歩で移動します。すでにここまでで、25000歩以上歩いていました。「世界の交差点」とも呼ばれるタイムズスクエアでは、巨大なデジタル広告やパフォーマンスグループについ見とれてしまいました。その後、5番街の「巨大ヴィトントランク」ビルを見に行こうと思ったのですが、さすがに疲れ果て、道路沿いの石段に座って休憩しました。グーグルマップでは、あと15分歩かないとそこへは着かないらしく、やむなく断念しました。そしてふと道路の向こう側を見ると、なんとそこに地下鉄の入り口があるではありませんか。「地下鉄に乗って帰ろう!」 即決です。というのも実はもう1つ、やっておきたいミッションが残っていたのです。それは、ブルックリンブリッジの徒歩渡橋です。地下鉄でブルックリンのクラークストリート駅で降りて、橋を渡ろうと思いましたが、橋の入り口がわかりません。例によってウロウロしていると、親切なおじさんが優しく場所を教えてくれました。そしてやっと全長2,089mのブルックリンブリッジを渡り始めました。足はもう棒のようでしたが夕日を浴びた高層ビル群は、心底来てよかったと思わせてくれました。
次の日は、アメリカ第2の都市ロサンゼルス観光です。ニューヨークとは同じ国内なのに、時差が3時間もあり、5時間のフライトになります。アメリカン航空のファーストクラスラウンジで朝食を食べましたが、フルコースをオーダーしてしまい、朝から腹がパンパンになりました。デザートのアサイーボールだけでも十分でした。
さて、ロサンゼルス空港について「ラックスシャトルズ」という無料バスで地下鉄駅まで移動しようとしましたが、ここでもチョンボをしてしまいました。駅ではなく駐車場行きのバスに乗ってしまったのです。バスの運転手は、この旅で唯一愛想のないブスッとした態度で、何も教えてくれませんでした。その代わりに、近くにいた親切な青年やおじさんが優しく教えてくれたので、無事に空港に引き返し、目当ての地下鉄駅まで行くことができました。そこの駅の売店は無人で、なんとロボットが品物を選び、出していました。注文は、客がQRコードを読み取り、オーダーするみたいでした。そういえば、他にも無人のタクシーや、宅配ロボット、清掃ロボットなどもたくさん見かけました。近未来の映画の世界が、現実として目の前に広がっているのでした。そんなことを考えながら電車に乗っていたら、なんと降りるべき駅をうっかり乗り過ごしてしまいました。この時も、親切なおばさんが「次の駅で降りて反対側の電車に乗ってね。」と優しく教えてくれ、感謝感激でした。ロサンゼルスの都市部には、変わったデザインの建造物が多く、しかも全てが巨大です。ついつい何枚もの写真を撮ってしまいます。その一方、路上生活者も多く、よく道路や建物の壁の所で人が寝ています。また、地下鉄では線路のそばには立たず、壁際で電車を待っています。線路近くだと誰かに突き落とされることがあるから要注意らしいです。
ここでは「サンタモニカ・ビバリーヒルズ・ハリウッド」などの市内観光ツアーに参加しました。ちなみにツアー料金は、半日で2人32,220円です。新婚旅行中と思われる2人と自分達2人で4人のツアーです。まずは、高級住宅街の「ビバリーヒルズ」を通り、数々の映画シーンにも登場するロサンゼルスの代表的スポット「サンタモニカ」に行きました。例えば「フォレスト・ガンプ」でトムハンクスが、旅の途中でここに立ち寄ったり、「スピード」のバスが走行した現場だったり、「ターミネーター2」の冒頭シーンなどはあまりにも有名です。前述の新婚さんとお互いに写真を撮りあったりして、とても良い雰囲気でした。ニューヨークではウルトラライトダウンを着ていたのに、ここでは雲一つない快晴で、正に酷暑です。次に行ったファーマーズマーケットで、サービスで頂いたオレンジジュースは、乾いた喉にしみ渡りました。また、カジュアルな屋台風出店で食べた、野菜スープとホットドッグは約4,000円。予想以上においしかったです。屋外ショッピングモールの「トレーダー・ジョーズ」で、新作の保冷バッグを購入。これがお土産第1号となりました。
「ハリウッド」では何かのイベントの準備で、残念なことにチャイニーズシアターの前に仮設ステージが作られている真っ最中でした。それでも歩道上では、マイケルジャクソンやトムクルーズ、ブルースリーなどの星型ネームを発見、仮設ステージ以外の場所でマリリンモンロー、アーノルドシュワルツェネッガー、ブルースウィルス、スティーブマックイーンジョントラボルタ、三船敏郎、ヨシキなど、錚々たるメンバーの手形・足型・サインなどを発見し、とにかく現場の証拠写真を撮り続けました。そして、レッドカーペットで知られるアカデミー授賞式で使用されるドルビーシアターで、ガイドさんに記念写真を撮ってもらいました。ツアー終了後にドライバーさんに教えてもらったリトルトーキョーにあるマルカイスーパーで夕食と朝食を買いました。1300円の天ぷらそば(カップ)、580円のいなりずし、740円のハムチーズロール、「毎日野菜これ1本」というジュースも買いました。
次の日の午前中に、リトルトーキョーのミヤコホテル(壁一面が大谷翔平の絵)や日本村プラザを見学し、また地下鉄で空港に向かいました。途中の乗り換え駅で「オオタニ」などのユニフォームをきた客が長蛇の列を作っていましたが、どうやらドジャースタジアムへの無料送迎バスに乗るために並んでいるみたいでした。本当に、こちらでも大谷人気はすごいです。昨日のツアーガイドさんは日本人でしたが、ホテルまでの送り途中、ニュースでの地区シリーズの様子に、一喜一憂しておりました。
-次週に続く-
すばらしい世界旅行
2025年11月8日
松宮 均
皆さんは、かつて「日立ドキュメンタリー:すばらしい世界旅行」というテレビ番組があったことをご存じでしょうか。「この~木なんの木、気になる木~♪」のCMは有名なので「あぁ、懐かしいなあ。」とうなずく方々もいらっしゃると思います。なにせ1966年から1990年まで24年間続いた長寿番組で、世界の国々や民族の文化、風習、宗教、儀式、そして民俗などを紹介する紀行番組のはしりであったかと思います。
自分は当時、青森県の片田舎に住んでおりましたが、小学校の高学年の頃から夢中で見ていました。毎週日曜日の夜9時から30分間、非日常の世界を家族そろって楽しみにしていたのをよく覚えています。海外旅行など夢のまた夢で、飛行機すら見たことがありませんでした。それから60年経った今、空港で保安検査員として働くようになり、そしてまさかの世界一周旅行に出かけるなんて、人生とは本当にわからないものです。かのアンデルセンが言っていた「旅することは生きること」という言葉の意味が、すこしずつ分かってきた今日この頃です。
ところで、ここ数年来ずっと気になっていることが幾つかあります。
・大事なものをよく紛失し、しまった場所を忘れる。
・携帯電話を、どこかに置き忘れる。
・有名人や芸能人などの名前が、すぐに出てこない。
・よく噛まずにものを飲み込み、喉を詰まらせる。
・段差のない平らな道で、よくつまずく。
・走るとすぐに息が切れる。
・足首やひざ、肩関節等の痛みが続く。
・声がかすれ、たんがのどによく絡む。
それらに加えて、目の調子がめっきり悪くなりました。右目の視野が欠けて、よく見えなくなってきたのです。緑内障というやつです。近所の眼科に行って相談しました。「先生、右目がよく見えないんですけど、白内障のように手術でよくなるんですか?」すると先生は、あきれたような顔をして言いました。「松宮さん、視神経がやられていますので、残念ながら視野が回復することはありません。後悔先にたたずというやつです。今後は、見える方の左目だけでも眼圧が上がらないよう点眼治療を続けていきましょう。」と言われ、ここにきてかなりへこみました。片目の生活なんて、まさに超絶G難度人生です。とは言ってもへこんでばかりはいられません。片方だけでも見えるうちにいろんな所を見て回ろうと、去年から月1回のペースで旅をすることにしました。下表の通り、近場から海外までいろいろな所へ行きました。
2024年
1月:ハワイ島
2月:焼津(河津桜)~長男夫婦在住
3月:小笠原諸島
4月:奄美大島
5月:佐倉くさぶえの丘(ローズフェス)
6月:横須賀軍港クルーズ
7月:フィジー
8月:青森ねぶた・成田ゆめ牧場
9月:藤枝市永源院(墓じまい)
10月:アクアパーク品川・第1ホテルランチ
11月:高尾山入り口~次男夫婦在住
12月:オアフ島
2025年
1月:オアフ島
2月:水戸偕楽園
3月:小豆島・淡路島
4月:北陸三県一人旅
5月:焼津
6月:Ogawa Grand Lodge Field 柏(デイキャンプ)
7月:松島・塩釜 海祭り
8月:ザランタン鹿沼(グランピング)
9月:澄流温泉(佐倉市染井野)
10月:世界一周ファーストクラスの旅
11月:土浦花火大会
それまでも、子供が小さい頃は「プレゼントは物より思い出を」というポリシーで、いつのまにか誕生日には、必ず旅行に連れて行きました。長男は5月3日が誕生日なので、GWど真ん中ということもあり、毎回渋滞覚悟の旅で大変でした。次男は12月26日が誕生日なので、年末にクリスマスも兼ねて、国内・国外いろんな所へ行きました。
特にハワイでは、ヒルトングループの勧誘にまんまとのせられて「タイムシェア」というものを買ってしまいました。これは、コンドミニアムのような高級ホテルの一部屋を、毎年1週間借りることができる権利(不動産)を買うといったものです。決して安い買い物ではありませんでしたが、夢が広がるような話や、100ドルのギフト券プレゼントにやられてしまいました。とは言っても非日常の世界を味わうことができ、それなりに至福のひと時を過ごしたのでありました。1LDKで4人が宿泊でき、バカでかい冷蔵庫、オーブンレンジ、食洗機、洗濯機、乾燥機、炊飯器、コーヒーメーカー、カトラリー、調理器具等、すべてがそろっています。また、ホテル内のラウンジやプール、ジム等も無料で使えます。そして、自分はグランドワイキキアンというホテルの、第51週の1週間(クリスマス週)を使う権利を購入したのですが、もしオアフ島に行けなくても世界中のヒルトングループのホテルをその権利(ポイント)を使って宿泊することができるのです。ちなみに、ハワイ島に2回、(1回は別のタイムシェア)、カウアイ島に1回、国内ではヒルトン東京、大阪、名古屋、小田原、沖縄の瀬底に宿泊しました。オアフ島にも10回以上宿泊しましたが、毎回大量の米やパスタ、乾麵等を持ち込んで、自炊生活をしておりました。しかしながら毎年のように管理費が値上がりし、円高や物価高も相まって,ついに昨年手放したのです。贅沢で楽しいひと時でしたが、ハワイだけでなく、より一層世界中のいろんな所へ行きたくなりました。
実はこれまでも、グアム、サイパン、バリ島、シンガポール、シドニー、ニューカレドニア北欧4カ国プレエコツアー(デンマーク・ノルウェー・スウェーデン・フィンランド)、地中海クルーズビジネスクラス(スペイン・イタリア・フランス)、中欧4カ国ツアー(オーストリア・チェコ・スロバキア・ハンガリー)、カナダのイエローナイフのオーロラツアーに行っていました。
そして、今年の8月には、ドイツとベネルクス3国(ベルギー・オランダ・ルクセンブルグ)を周遊するツアーに参加する予定でした。その旅行の下調べをしていたところ、妻が「世界一周航空券」なるものの存在を発見し、調べれば調べるほどその魅力にとりつかれていきました。そして、こともあろうにどうせ行くなら、死ぬ前に一回は乗りたかったファーストクラスで行ったろか!ということになったのです。そして、HISの窓口を訪れ、ドイツのツアーをキャンセルし、「世界一周航空券~ファーストクラス3大陸」というものを、「エイッ」と購入したのでした。
そもそも「世界一周航空券」とは何ぞやということですが、簡単に言うと、JALが所属する「ワンワールド」という航空会社グループと、ANAが所属する「スターアライアンス」という航空会社グループがあり、その航空会社を使って東回りか西回りで、一筆書きのように世界を一周し、行きたい国へ自由に行ける夢のような航空券ということになります。有効期間はどちらも1年間ですが、JAL系は訪れる大陸の数、ANA系は旅行の総マイル数で値段が変わってきます。ちなみに自分たちは、JAL系の3大陸(北米・ヨーロッパ・アジア)の東回りをチョイスしました。フライト数の上限は16回ですが、何よりも自分たちが行きたい国と航空会社を自由に選べるというのが最大のメリットです。
さて、どうして「ファーストクラス」などという突拍子もないプランが出てきたのか、ここで説明します。例えば、羽田からダラス(今回自分たちが一発目に乗る便)まで、JALのファーストクラスに乗ると、なんと片道だけで一人237万円かかります。今回の旅行は、10フライトで120万円のチケットなので、単純に計算すると1フライト12万円となり、約1/20の値段でファーストクラスに乗れるということになります。そして、なんとマイルも通常の1.5倍もらえるので、帰国後またマイル(特典航空券)で、ビジネスクラスで海外旅行に行けちゃうかもしれません。
また、世界中のファーストクラス専用のラウンジが使い放題で、シャワーがあればシャワーを、個室があれば個室を使えるのです。空港でのチェックインや保安検査もほぼ並ばずに優先的に通過でき、スーツケースもだいたい最初に流れてきます。ストレスフリーです。とにかく窓3つ分の広さで、フルフラットになる個室のようなシートなので、14時間くらいの長距離フライトが、苦痛どころかかえって楽しみになるというわけです。さらに言うなら、機内食は一品ずつ出てくるフルコースで、アラカルト料理も食べ放題、飲み放題!JALの最新鋭機材A350-1000では、1本17万円のシャンパン「SALON」が出てきます。またワインボトルに入った1本5万円の紅茶も飲み放題です。11000円のパジャマや5000円のポーチも、全フライトで持ち帰ることができます。
そのような天上人のような経験を是非味わいたいと思い、10月1日から18日まで、10フライト(6カ国8都市)行っちゃいます。最近はビジネスクラスがどんどんグレードアップし、それに伴ってファーストクラスが減ってきているらしいのです。それは自分達が考えた10フライト中4フライトがビジネスになったということからもわかります。
「なくなる前に夢のファーストクラスに乗っておけ!」という神の声が聞こえました。
前置きが長くなりましたが、実は航空券を購入してからが大変でした。ホテル探しから各都市の観光コース、交通手段までほぼ連日連夜調べまくりました。図書館から最新版のるるぶやまっぷる等を借り、グーグルマップで何枚も地図をプリントアウトしました。ユーチューブ動画もかなり見ましたが、半年以上前のものは古い情報として、あてにしてはいけないということを勉強しました。
また、訪問予定地での事件や事故、悪天候等の暗いニュースが頻繁に流れ、その度に心がザワツキました。ロサンゼルスの山火事や日本人襲撃事件、リスボンのケーブルカーの脱線事故やハリケーン上陸、バンコクの道路陥没、イスラエルによるドーハへのミサイル攻撃等まさに立て続けという感じで、その度に不安がつのりました。
そうこうしているうちに、出発の日が近づいてきました。約4か月間の作戦会議というか準備期間を経て、6カ国8都市を18日間で巡る旅がようやく始まります。
-次週に続く-
新聞記事:健康マージャン
2025年10月30日
幸 昭彦
産経新聞に健康マージャンの良い記事がありましたのでご紹介いたします。
記事文章をそのまま紹介すると著作権の関係で有料になるため下記アドレス(この場合無料)をご案内いたします。
アドレスをクリックしてしていただくと記事ページが開きます。
また、インターネットの新聞ページになりますので記事と関係ない様々な画像や宣伝が載っております。
それらをクリックするとややこしいことになりますのでご注意下さい。
もし誤ってそれらをクリックした場合は、スマホの一番下左側にある ◀ マークを押して下さい。前の画面に戻ります。
その辺は自己責任ということでよろしくお願いいたします。
それでは、どうぞ、ご覧ください。
https://www.sankei.com/article/20250914-LTAUCSKXQ5OC5FWFPZ3M6CDRXU/
配 牌 と 料 理
2025年7月24日
伊東 宏
配牌は洗牌で意図しない限り運と言う全くの偶然の賜物でこれからどんなドラマを創り出すかはプレイヤーの腕と運次第なのですが、得てして幸運・不運に一喜一憂しがちでこれでは運を掴み切れません。先ず理牌する前に配牌の印象を大事にして平和から役満までの構想を描くのです。
対子や順子もない一見悪手でも(十三無靠 シーサンウーシーと言い昔は役満でした)理論的には6巡で聴牌は可能で、もしかしたら国士無双への最先端にいるのかもしれません。6枚だけの字牌や一,九牌では聴牌まで7巡もの幸運な自摸が必要で少なくとも7枚、8枚、いや9枚以上は欲しいところです。
役作りの構想と同時に聴牌まで何向聴なのかの見極めが大事で6巡目辺りが判断の潮時で河に6枚宛並べるのもこうした意味があるのです。他者はもう聴牌しているかもしれないのに未だ3,4向聴で役つくりに熱中するのは危険極まりないというものです。
配牌を見て一,九牌や二,三,七,八といった辺張は嫌われがちですが平和やタンヤオよりも混全帯么九(チャンタ)や純全帯么九 (純チャン)のほうが1翻も2翻も高い役で一,九牌だけなら清老頭という役満もあり、聴牌を諦めて降りる時にも安全牌として有用で是非活用したいものです。
字牌という役牌が対子であると直ぐにポンをしたがるものですがドラでもない限り1枚目の牌に食いつくのは考えものです。なぜなら1翻を無駄にしてしまい役つくりの幅を狭め他者の立直に無防備になりかねません。頭にするとか安全牌としていると意外にも最後の1牌を自摸るものです。特に2枚目が続出したとき慌ててポンをしてしまいがちですが肝に銘じましょう。
一番大事なのは役が平和やタンヤオ止まりなら如何に早く聴牌して和了するか、二番目は少しでも役を大きくして行くこと、三番目は常に役満を狙うことです。
役つくりで三色か一気通貫の両方の可能性があるとき両天秤をかけて迷い勝ちですが意外にも後者は確率が低いことを知っておくべきです。
聴牌した清一色でよく悩む多面張についてはよく研究しておくことが大事です。3,4面張程度なら間違う事もないでしょうが5面張以上になると非常に難しくその変化まで考えると熟慮が必要になります。筆者の大失敗と言う投稿文を記憶されている方も多いと思います。是非参考にしてください。
配牌と料理と言うテーマから少し脱線してしまいましたが、因みに筆者は米寿を超えて今でも多くの野菜を育て新鮮な素材を前にして如何に美味しい料理にするか悪戦苦闘し創作意欲を搔き立てられています。上手くいかないときは色々なスパイスを加えたり全く別の料理になったりして麻将と料理の醍醐味を楽しんでいます。素晴らしい配牌にめぐり逢い役満を達成したらオーパスワンのワインで乾杯しましょう。
えぇ~~っと、おっとっと。
オーパスワン(OpusOne)は音楽用語で作品1番の意味でChopinの別れの曲(Chanson de l’adieu)であればop.10-3と言うように作品の出来た順番を意味します。Robert Mondaviの第一作であり自慢のワインとなりました。
幸いにもこのワインを早期に廉価で購入できました(当時50ドル位/本)。
今では10-20倍にもなってしまい晩酌にするには少しハードルがあります。
でも役満の後には是非乾杯のお供にしたいものです。
※(HP管理者説明)オーパスワンの産地はカリフォルニア州ナパヴァレー・オークヴィル。 ナパヴァレーはアメリカの中で高品質ワインが生まれる土地。その中でオークヴィルは特に優れた気候条件で知られる。オーパスワンは、ボルドーメドック格付け第一級シャトームートンロスチャイルドを所有するバロン・フィリップ・ロスチャイルドとカリフォルニアワインメーカーの重鎮 ロバート・モンダヴィが手を組む豪華プロジェクトから生まれたアメリカを代表する高級ワイン。 芳醇なフルーティーアロマと渋み酸味も感じることが出来る重厚で上品な飲みやすさが特徴。 そして、チョコレートのような余韻、飲み終わった後もながく楽しめると評されています。
2018年2月
三浦 やす子
脳トレと いえども くやし 負け麻雀
チーポンは出来ても中々ロン出来ず
ボケ防止 通える幸せ 健康麻雀
2018年2月
瓦井 タミ
小春日の 麻雀たのしむ ひとときを