印西市より千葉県代表として全国大会に出場した皆さんを紹介します。



2021年国民文化祭和歌山大会出場      

山南 善徳

(右から1人目・中央は板倉印西市長)

2019年国民文化祭新潟大会出場       

白岩 三郎

(右から4人目・中央は板倉印西市長)


2015年ねんりんピック山口大会出場 

     松本 秀樹


2013年ねんりんピック高知大会出場 

植村 泰則(前列右から3人目)

ねんりんピック全国大会に参加して

平成25年11月3日

植村 泰則


 4月のある日、小林住みよいまちづくり会発行のチラシ「ねんりんピックよさこい高知2013健康マージャン交流大会印西市地区代表選考会」を見て腕試しと軽い気持ちで電話申し込みをした。約40年ぶりの麻雀になる。大会の日小林会場には年輪を刻んだ顔があふれ1回戦が始まった。麻雀卓に両手をついて一心に「麻雀の神様」に勝てるようお祈りをした。緊張で震える手を抑えながら初戦のメンバーと打ち、声に耳を傾ける。「昔アルシャロ麻雀の云々」などとすごい話が出てくるではないか。緊張が更に高まりチョンボをしてしまった。どうしよう満貫払いである。その後5回戦まで行ったが本当に運よく運だけで3位に入り県大会に進むこととなった。

 5月県大会、各地区から代表64名が集まった。1回戦の初っ端積った牌を自分の並べた牌の上に置いた。「ダメだ積った牌は右横に置いて!マナーができてない!」と言われた。健康マージャンのマナーなど全く知らない。その後の回でも他の方から指摘されることになるのであった。1回60分の時間があっという間に進んで行く。県大会を主催する代表福島さんの大きな声が会場に響く「皆さん!高知に行ってください!高知を目指して頑張ってくださ~い!」。心の中がその言葉で一杯になる。行きたい!どうしても行きたい!最後の5回戦になった。片手が少し不自由の高齢な方がすごい勢いで上がり続けトップを走る。後半その方が手が不自由なため牌を崩した。ここだと思い全脳を集中し果敢に攻めた。逆転トップ。全体で3位、県代表4名に滑り込むことになった。

   まったく、信じられなかった。本当なのか。

   しかし、それからが大変だった。私は上がり役は分かるが、点数計算が出来ないのである。これでは全国で戦えない。初心者レベルなのだ。3冊本を買い勉強した。何とか身に付けたが実践の速いペースでこなせなければ対応出来ない。  

 時は、待ってはくれない。その日が、来た。

    台風が去った高知は青天、全国から様々な種目の60歳以上の選手約1万人が集まった。10月26日から29日まで竜馬の里の素晴らしい大会が皇族も臨席し始まったのだ。ベテランの市川さん(成田市)、牛木さん(市川市)の指導のもと連夜、宿で卓を囲んで特訓を受けた。県・政令指定都市健康マージャン代表選手260名。団体戦は1回半荘60分で4回戦、個人戦は1回半荘50分が4回戦、それぞれトータルで決まる。牌を伏せ洗牌し手積みする。会場に代表福島さんが成田山のお守り「勝」を手渡しに応援駆けつけて下さった。ありがたい。お守りを首に下げ戦いに臨んだ。卓を囲むと相手の方から下げてるの何ですかと聞かれる。成田山のお守りです、千葉県から来ましたと笑顔で答える。心の中は赤い炎で燃えていた。皆初めはにこやかだが中盤になるとその雰囲気はない。険しいオーラがぶつかった。そして、戦いは終わった。団体戦は65チーム中15位。私が足を引っ張った。もし私がもう20点取れば入賞できた。中盤その流れを変えることは可能だった。振り点リーチを仕掛ければ1発積で逆転したのだ!その「勇気」がなかった。個人戦は全く駄目だった。

    しかし、千葉県代表他の3名の方が大活躍した。個人戦金メダルに千葉県最強選手市川さんが燦然と輝いたのだ。そして全国最高齢選手賞にあの片手が不自由な不屈の男山川さん(船橋市)87歳が表彰された。更に牛木さんががっちり役満賞を握りしめた。全国で「健康マージャン千葉の大風」が吹いたのだ。こんな嬉しいことはなかった。シルバー世代になり幾つになっても日本の最高峰を目指せる夢の大会ねんりんピック、それはそれは素晴らしい大会だった。

 昔やった徹夜賭け麻雀とは全く違う、マナーと頭脳スポーツの健康マージャン、印西市の健康マージャン普及に役立つことがあれば誠に微力な私だが今後がんばりたい。

 最後になりましたが、このねんりんピック全国大会に導いて下さった小林ふれあい健康マージャンの岩井代表をはじめ役員の皆様、そこに参加されている健康マージャン愛好家の皆様、そして、千葉県健康マージャン代表の福島直次郎氏に重ねて重ねて心より感謝御礼申し上げます。本当にありがとうございました。